5月の節句に関する言葉
5月の節句に関する言葉はたくさんあります。
端午の節句、五月人形、武者人形、菖蒲湯、尚武、幟、鯉幟、粽(ちまき)、柏餅、など。
菖蒲湯
この時期は菖蒲が咲く時期であることから菖蒲の節句とも呼ばれ、殺菌作用があると言われる菖蒲を風呂に入れて浸かることを言います。
子どもの日と決められたのは戦後
子どもの日と名付けられたのは戦後のことです。戦前、戦後で呼び方まで変わってしまったのですね。昔は端午の節句と呼ばれ、男の子が生まれると鯉のぼりを揚げて祝う習慣がありました。我が家も5月5日には鯉のぼりを揚げていました。
男子が元気よく育ってほしいという願いを込めたその気持ちと伝統の伝え方は、最近では家庭よりも町全体でイベント行事を行ったりしています。
ということで住宅事情や文化の変化でしょうか、最近、家庭で揚げる鯉幟がめっきり減ってしまいました。
その代わり、家庭の鯉のぼりを持ち寄って河原などで泳がせる方法がとられ、空に泳ぐ鯉のぼりを多くの人たちが同じ場所で共有できるメリットがあります。
五月人形
鯉幟(こいのぼり)
- 出世魚
- 矢車
- 大空
- 男子の祝い(子供の日制定からは男女の祝い)
生活
- 柏餅
- 菖蒲
- 粽(ちまき)
子供の日に柏餅や笹団子を頂きます。
柏餅は柏の葉にくるまれた団子ですがこの柏の木がまっすぐ高くの伸びることから柏の葉に包んだ餅は縁起物の食べ物になっています。
子どもがすくすくと成長することを願う意味がこもっています。
菖蒲の季節でもあり、尚武が菖蒲と同じ読みから菖蒲湯に浸かることをします。
菖蒲湯は殺菌効果が期待できるとも言われています。
「粽食べ食べ兄さんが計ってくれた背のたけ♪」という歌にもあるように粽(ちまき)を作ります。
柏の木
樹木を守る神が宿ると言われている柏の木は真っ直ぐ高く上に伸びていきます。
*かつての男の子の「端午の節句」 は「こどもの日」として男女の子供たちが祝われています。