飛鳥時代にタイムスリップ
世界最古の木造建築を見て、その歴史の重みを感じます。
大勢のスタッフが拝観客を出迎え誘導してくれます。
1400年を経た建築物を守るためには人の手が欠かせません。
室町時代に再建された南大門から入ります。
土門を横に見ながら玉砂利の音を聞きながら歩きます。
前方に中門が見えます。
飛鳥時代の粋を集めた中門
静かな境内に、拝観客が立ち止まって見入る、そんな雰囲気が漂います。
威風堂々とした金堂
聖徳太子の為に作られた釈迦三尊像、太子の父君用明天皇の為に作られた金銅薬師如来坐像、母君皇后の為に作られた金銅阿弥陀如来坐像、白鳳時代の日本最古の四天王像が安置されています。
*聖徳太子は「和をもって貴しとなし」とする17条憲法を制定。
「和」の精神は日本人の心の中に生き続けています。
17条憲法の2条には仏教を敬いなさいという条文があります。
日本最古の五重塔
世界最古の木造建築、法隆寺五重塔、そして仏教寺院において最も重要な建物と言われています。
大宝蔵院
拝観券の二番目にある大宝蔵院へ向かいます。
途中には八重桜が見事に咲いています。
教科書で見た「玉虫厨子」など数々の貴重な仏像が展示されています。続いて百済観音堂に入ります。これも教科書で見たものです。
仏像としては珍しい八頭身のすらっとした像です。
いつどこからか来たのか分からない観音像は法隆寺で安住の地を見つけたという。
”古の奈良の都の八重桜”
八重桜が綺麗に咲いています。ここは奈良時代の食堂(じきどう)
大宝蔵院
飛鳥時代の「玉虫厨子」白鳳時代の「夢違観音像」などが安置されています。
百済観音堂
仏像はふくよかなものが多いのですが、百済観音像は八頭身というスタイルのいい仏像です。観音堂の説明によると出生(?)場所が不明ということです。そこで安住の場所を作ることが永年の悲願であったお堂が平成10年に実現したという。
夢殿
拝観券の三番目は東大門を出て「夢殿」に向かいます。
これも教科書で見たまま。
百聞は一見にしかず、と言われるように教科書や画像で見るより実際で見た方がインパクトがあります。
聖徳太子の遺徳を偲んで739年(天平11年)に建てた伽藍の中心となる建物です。