新年を祝う
五黄の寅年
36年に1回の「五黄の寅」年、日本には新年を祝う行事があります。2022年の今年は大きな寅の絵馬が神社に飾られています。
朝日
初詣
まずは氏神様に詣でるのが昔からの習わしです。
新年を祝う羽子板
羽子板つきを経験している人々にとっては懐かしい飾り物です。
賀状
「謹賀新年」「賀正」「明けましておめでとうございます」「迎春」などが一般的な挨拶です。
「五黄の寅」絵馬
2022年の干支は寅、虎は虎でも36年に1回の「五黄の寅」年です。五黄の寅の年は36年に1回の稀な年ということです。
寅年の寅の月の寅の日の寅の時刻のお参りもあります。
奉納するお神酒(御々酒)
神様に奉納するのはやっぱりお神酒です。
米の文化が発達した日本、海で獲られた魚は日が経つと腐りますがお米は腐らない。
国土のどこでも収穫されるお米、そのお米から出来たお酒を奉納するのは自然のことです。
獅子舞
獅子頭をかぶって参道を歩く獅子舞は邪気を払ってくれると言われている。
弓道の事始め
境内で新年にふさわしい弓の事始めが行われていました。
三々九手挟式という歴史のある流派の披露でした。
烏帽子に袴姿の射り手の人たちが順番に的に矢を放ちます。
弓の事始めの前には儀式が行われていましたが、弓は射るだけでなく、その所作も大切な要素です。
射り手の人全てがうまくいくわけではありません。
的に当たった時の破裂音が厳かな雰囲気の中で聞こえます。
新年にふさわしい光景です。
干支の寅に関する諺
ゆずり葉
古い葉が自然に落ちて新しい葉に入れ替わる植物で冬でも枯れないところから「代を譲る」という意味でめでたい正月に使われます。
花びら餅
花びらを形どった正月用の餅菓子です。
初釜の時に出されるおめでたい餅ですが、元々は宮中で出されるものだそうです。
一般的に出回っている花びら餅は、ゴボウが中に入っていて中の餡の甘さをゴボウ抑えてくれています。
左義長
小正月の火祭り行事です。正月のしめ縄や松飾を燃やしたり、かき初めで練習したものを燃やします。写真では古札を預かっているテントがあり、その後ろで燃やしています。
左義長は地方によって呼び方が変わります。「どんど焼き」「さいノ神」「飾り上げ」など様々。無病息災を願って燃やします。