もう届かない年賀状

秋に想う

十数年前、姉が地方紙に投稿したものです。
父親の他界後の気持ちを綴った文章です。

 実家の庭先に咲いた淡い色の花。父が部屋から眺められるようにと蒔いたコスモスが秋の風に揺れています。
 昨年の今頃、コスモスの揺れるのを眺めながら、年老いた両親とともに行く秋の日を過ごしていたのが、つい先日のように思い出されます。
 このゆったりとした時間が私はたまらなく好きでした。

 今年の、父から届いた年賀状には「来る歳の善きことのみ祈りつつ 若水汲(くみ)て神棚に捧げる」と書かれていたのですが、二月の寒い日に逝ってしまいました。家族全員に看取られながらの大往生でした。九十二歳でした。

  教育者として実直な人生を送り、最期まで母のことを気にかけていた父。
米寿を迎えた年の年賀状には、「激動の世を永らえてしみじみ(さんずいに心)と米寿迎えて妻と静かに」と晩年の心境を詠っていました。

 父からの年賀状はもう届きません。

 コスモスの花が揺らいでいます。母とたたずむ晩秋の庭先にほのかな香りが漂った気がします。父からの便りでしょうか。

2008年 冬 中日新聞社「紙上診断室」に掲載

日本の秋の田園風景

お米について

今年は米の出荷量までコロナ感染症の影響を受けていると聞いています。

しかし、秋になれば田んぼ一面に穂をつけて実りの秋となります。
各県ごとに多品種の米が生産されていてその地方の風土にあったお米が収穫されています。


ある小学校では教育の一環として田植えから収穫までをさせているところがあります。
ニュースを見る限り、この傾向は増えているように感じます。
自分たちが育てたお米が給食に上がってくれば喜びもひとしおでしょう。

田園風景

梅雨時には十分な雨量を得て、夏には太陽をいっぱい浴びて育つコメの様子を写真に収めました。
あぜ道に沿って昔は小川が流れていましたが、今は用水路になっています。
この用水路のお蔭で水の量がコンントロールされています。

秋の田に関する言葉

稲穂、豊作、稲刈り、案山子、もみ、藁(わら)、脱穀、俵、収穫、お供え、神社、祭り、
はさ木、田守、稲垣、刈干し、段々畑、もみ殻、籾引き、豊年、不作、山田、五穀豊穣、
わら細工、新嘗祭など。

百人一首でその土地を巡る:天の橋立

百人一首60番歌

大江山
いく野の道の
遠ければ
まだふみもみず
天の橋立

小倉百人一首60番歌 小式部内侍

百人一首60番歌の作者は小式部内侍(女性)、その母は天才歌人で名高い和泉式部です。
宮中で働くようになった小式部内侍は才能があり歌も上手だったので周囲からやきもちを焼かれていました。
周囲は、「あなたの歌はお母さんが代筆しているんでしょ」というもの。

現代でしたら、訴えることもしますが昔のことです。
また、そんなことを口に出すことも許されない時代でした。

才能を認められている小式部内侍は歌会でこの歌を披露、その気持ちを表しました。

和泉式部は再婚をして天橋立の地にいるのですが、「わたくしはその遠いところにも行っていないし手紙も見ていないのですよ」というも

夏のまつり 花火大会

今年の夏は、コロナ禍の影響でイベントは全国的に自粛状態です。
全国で催される花火大会も中止をするところがほとんどです。
花火に限らず、この困難を違う方法で乗り越えている自治体や団体が増えています。

そんな中、花火はアニメーションで楽しむことにしました。
adobe ソフトを使用しています。

七夕まつり たなばたさま

春から初夏にかけて咲く花

しろい躑躅(つつじ)が見事に開きました。

さつき

花みずき

ヤマボウシとよく似ています。

シャガ

橘の一種

たんぽぽ

たんぽぽには外来種」と日本たんぽぽがあります。日本タンポポは丈が短いと言われています。
桜と一緒に椿が咲きました。
すみれ?

谷うつぎ

桃色の花がきれいに開きます。

一粒万倍日

5月25日は一粒万倍日。
ニュースでは、天皇陛下が皇居内でお田植えをされたという。
また、ある小学校でも子供たちが苗を植えたという。
文字通り、一粒万倍日である日に種を植えたりすると一粒が万倍になるという吉日。

また逆に、この日に借金をすると返済が万倍になり良くないとも言われる日。

稲穂がたわわになる米作りでみると一番理解がしやすい一粒万倍日。
米作りが日本の至る所で始まる皐月の一日です。

田植えをする早乙女

昔は人の手で田植えをしていたものです。
男性は田人(たうど)、女性は早乙女と呼ばれ、何歳になっても女性は乙女がつく。
農業国日本の姿が少しづつ変化し、このような風景は見られなくなってしまった。

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甍の波と雲の波に泳ぐ鯉のぼり

こいのぼりは鯉幟と漢字で書きます。
鯉は出世魚と言われ幟のように高く上げ男子の出生祝ったのが始まりでした。
昭和時代までは家々の屋根にたなびいていましたが住宅事情も手伝って最近では見られなくなりました。
また、男子誕生を祝うだけでなく女子を含めた「子供の日」として定着しています。

柏餅もこの時期に合わせて作られ、子供の日に食べます。
柏の木は真っ直ぐ高く育つことで葉は餅を包むのに使われます。
昔からのいわれは大切に伝承したいものです。

日本昔話 おむすびころりん

今年の干支、ネズミが登場する「おむすびころりん」は小学校の学芸会でたびたび披露されます。
正直爺さんが、木の切り株に座っておにぎりを食べていたところ、そのおむすびがころころと転がってしまい、穴の中に落ちてしまった。

その穴の中を覗くと、何か歌が聞こえてきた。
おじいさんもその穴の中に入っていくとネズミたちが出てきて、おむすびのお礼に小判のお土産をもらってきた。
隣に住む欲張り爺さんと婆さんがその話を聞いて、自分たちも小判をもらいに行こうと悪知恵を働かせた。

しかし、ネズミたちに追いやられた挙句這う這うの体で逃げてきたという話。

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2020年干支「子」は神の使い

京都に「狛犬」ならぬ「こまねずみ」が鎮座している神社があるそうです。
祀っているのは大国主命です。

古事記の中では大国主の命はいろいろな試練を受けていたようです。
「根の国」では一面が火の野原になったところにオオクニヌシ自身が置かれてしまい、どちらへ逃げたらよいか困っている時にネズミが出てきて、洞穴を案内してくれたお蔭で命拾いをしたという神話があります。
大国主命を助けたネズミということでコマネズミが神社を守っているそうですよ。

12年前の子年に伊勢神宮参拝の時に購入した木彫りのネズミ。

日本の暦 12か月

1月睦月は初という字がつく行事がたくさんあります。

1月 睦月(むつき)
   「む」は初という意味があるそうです。
    初詣で(1月1日)
初荷(1月2日)
初辰(1月2日)初夢(1月2日)
     初己(1月3日)
初水天宮(1月5日)
初酉(1月7日)
初薬師(1月8日)
    初亥(1月9日)
初子(1月10日)初金毘羅(1月10日)
初寅(1月12日)
    初観音(1月18日)
初大師(1月21日)
初地蔵(1月24日)
初天神(1月25日)
初不動(1月28日)
2月 如月(きさらぎ)
3月 弥生(やよい)
4月 卯月(うづき)
5月 皐月(さつき)
6月 水無月(みなづき)
7月 文月(ふみづき)
8月 葉月(はづき)
9月 長月(ながつき)
10月神無月(かんなづき)
11月霜月(しもつき)
12月師走(しわす)